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2006年7月30日 (日)

韓国体験記(6) - 珍しい食べ物 한국 식문화 의 하나

 以前にも書いたことがあるが、韓国で知らない食堂に入るにはなかなか勇気が要る。

 全部のお店ではないが、中が見えにくくなっているためだ。 また、日本の食堂みたいにショウウインドウが無い。(大都会は別です)
 字を読まないと何屋さんなのか分からないのだ。 何度か躊躇しながら思い切って入り口の戸を開ける。 ここからは先は野となれ山となれ。

  ~再びイチゴ畑~
Nonsan1  ある日、ホテルから15分ほど歩いたところに小ぎれいな食堂を見つけた。 その日は作業のため出張で来ている会社の仲間と一緒だった。
 ハングルを 読めるのは私だけ。 ナビゲーター役の私は格好をつけて先陣を切り、勢いよくお店の中に入らなければならなかった。

 さて何を注文したらよいのか。
 お店の前には、
”영양탕” と書かれた看板が立っていた。 それがこの店の得意料理に違いないし  タンはスープのこと。

 그럼 영양탕 을 주세요.  「じゃあ、ヨンヤンタン下さい」

 お店の人はなにやら一生懸命説明しようとしている。 なんとなくダックという言葉が聞こえたような気もする。 説明している手が肩幅ほどのものを つかんでみせる仕草。 「ああ、鍋を大きいのにまとめていいかって訊いてるんだ。」 「네, 궨찮습니다. (ネ、ケンチャンスムニダ) はい、いいです」
 まるっぽ出された青い唐辛子をかじりながら待つこと20分あまり。 目の前に並んだ料理はなぜか個人ごとの器だった。

Nonsan2  チョッと癖のある肉のスープ。
 「うーん、何だろなぁ。」
 「色は黒いし鳥でもないし、、」
 「ダックって言ってたからアヒルかなぁ、皮がちょっとゼラチン質。 豚でもないなぁ」   
 「でも結構いけるよ。」

 ということで、次の日に向こうの会社の人に聞いて絶句した。 最初クスクス笑って教えてくれなかった理由は、ダック。 韓国では食べると聞いていたものの、そんなこと頭の片隅にも無かった。 ワンワンと吠えるあの動物だった。

 その辺りでは、一応特産品だということを後から聞いた。
 確かに市場に行って注意深く探してみたら、その肉を売っている店が何軒かあった。 赤犬? 足の形はそのままだった。 スパッときられたどこかの断面なんて見たくないと思った。

 図らずして특이한 식문화 特異な食文化をこの身で体験してしまったわけだ。
 その噂はたちまち客先の各部署に広がり行く先々で「食べたんですか? どうでした?」と質問された。 
괜찮아요. 맛있어요.「大丈夫、美味しいです(そのときは、まだ韓国語で過去形が使えなかった私)」
 何でも経験してみたい私はそれなりに満足していたが、ペット愛好家の仲間はかなりショックを受けていたようだ。

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[ちょっと物知り韓国文化]
 韓国には
<삼복>サンポク(三伏)といって3回の복날ポンナル(伏日)があります。
 夏至から立秋に、初伏・中伏・末伏と日本の土曜の丑にあたる日があります。
 我が家も先週の日曜日に鰻丼を食べましたし、昨日会社であった研修会で出た昼食もうな丼でしたが、韓国では
복날ポンナルに問題の영양탕ヨンヤンタンか、삼계탕サムゲタン を食べるのだそうです。 時には鰻も食べるとの事です。

 영양탕ヨンヤンタンは、犬肉のスープですが、直接的な名前ではなく婉曲な名前で呼ばれています。 ヨンヤンタンは漢字で書くと栄養湯だし、ポピュラーな呼び方 보신탕ボシンタンは補身湯、別名멍멍탕モンモンタンはワンワン湯、これは直接的でチョッと茶化した呼び方。

 삼계탕サムゲタンは日本でも良く知られた料理ですが、若鶏の胴体部分を使い、内臓を取り出して、その代わりにご飯と朝鮮人参、ナツメその他の薬草などを詰め込みます。 これをスープの中で煮込んだ料理です。 一人で一羽分を食べます。 暑いときにフウフウいいながら大汗をかいて食べるのです。 美味しいのですが人参や薬草類が口に入ると、ゲッと苦かったりします。 私は何回も食べたいとは思いません ^^;

 夏の体力減退への対策として栄養食をとり、暑い夏に備える。 これは四季がある国の生活の知恵。 日本の慣わしと同じですね。

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コメント

あぁ~食べたんですね~(笑;;
食べちゃったんですね!補身湯!(≧▽≦;)
今の若い方たちは、向こうでもほとんど
食べないですよね?ワンワン・・

投稿: aki | 2006年7月30日 (日) 21時02分

は~い、akiさん
 食べちゃったんですぅ。
 ちゃんとお店の人の言うこと聞いてたら(聞けてたら)食べなかった可能性が高いですよ。 でもね、そんなに頑張らずに体験できたんだから幸せ者ですよ、私は。 それに美味しい店でよかったです。
 向こうの人も食べないって言う人、結構多かったです。
 かと思ったらペットのワンちゃん見て「おいしそう」とか言ってる人もいるしぃ。

 そういえば、배두나ちゃんの「플란다스 개 ほえる犬は噛まない」つう映画あったよね。

投稿: かつ | 2006年7月30日 (日) 22時30分

「吠える犬は噛まない」観ましたよ。^m^
ペ・ドゥナ、味があっていい女優ですよね。

投稿: aki | 2006年7月30日 (日) 23時25分

凄いですね。 犬好きの私は、知っていたら食べれませんね。
台湾でも、蛙や蛇や鳩など色々食べさされましたよ。しらんふりして食べさせて、後から**だったというパターンです。

でも、美味しいものは美味しい。これは否定できませんね

投稿: 夕凪 | 2006年7月31日 (月) 20時52分

あ゛~!かつさん 分からなかったことが幸いですねぇ
(^~^A゛
始めから分かってたら・・・ちょとキツイですよね!
本国でも年配の方は召し上がるけど、若い方は食べないと聞いたことがありました。
いやぁ~、私もですねぇ、韓国映画を観てて犬を食すということが分かった時は、ちょっとショックだったんですけどね(-゛゛-;)
でも、日本人の私たちが何気に食べてるものだって、海外の人からすれば、奇妙な物って思われてる食材もあるでしょうね!

投稿: なぎさ | 2006年8月 1日 (火) 15時51分

夕凪さん、こんばんは
 凄いって言われたら困ってしまいますが、凄いです。
 知らないということは強いです。

 私も台湾の四川料理店でワニ食べさせてもらいました。 これ何か分かるかと聞かれても分からないですよ。 ワニって聞いて「へ~、貴重な体験」という感じです。

 美味しくても正体知ったら食べられないのは、なんとも不思議です。

投稿: かつ | 2006年8月 2日 (水) 01時25分

なぎささん、こんばんは

お~、どの映画で U・人・U 食べてました?
チョッと気になりますねぇ。

そうですよ、あちらでも若い女の子なんかは、
 「ッエ~ッ、ウッソ~ッ」
 「ヤッダ~、そんなの食べないよぉぉ」
ってブリッコ(←死語)してるぐらいですから…。

うんうん、きっと日本人もえげつないもん食べてますよぉ。 外人さんからみたら。
(^~^A゛←これ面白い

投稿: かつ | 2006年8月 2日 (水) 01時36分

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