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2006年10月 4日 (水)

韓国体験記(11) - 一流ホテルも値切れる

 ソウルの、一流ホテルでのお得な一時宿泊のお話し。

 地方の都市へ出張して、帰国するときはたいていソウルで一泊して、あくる日に帰ることになる。

 余談になるが、
 帰国する日は欲張らず移動日と考えよう。 せっかくの時間を欲張らず、ちょっとした出来事をラッキーと受け止めてその日を満喫し、ハッピーに家に帰ろう。

 一日を有効に使うなら朝一番の飛行機で帰国し、日本での時間を多く取る。 韓国でショッピングでもするなら夕方の飛行機がよい。 その代わり帰ったらヘトヘトになる。
 お昼ごろの飛行機は中途半端。 午前中の繁華街は静かで面白くないし、デパートは10時半ごろまで開店しないから寂しい気持ちで空港へ向かわなければならない。 そんなときは考えを変えて彼らの日常に触れさせていただくべし。 路地裏、静かな商店街、公園の緑、漢江の流れ。 できたら誰かに声をかけてみよう。 きっとハッピーな気持ちで帰国できる。

 ..
Hotelami いつもなら安い宿を 探す私だが、
 あるとき、アミーガに泊まった。

 それは、どこか南の都市からバスに乗って帰ってきたときのこと。
 その日は金曜日でソウルへ向かう高速道路が渋滞し、通常2時間30分で着くところが、서울(ソウル)の文字を見た時にはすでに3時間をゆうに超えていた。
 

 夕方のソウルといえば、車くるま、車の大洪水というのが定番。 まして金曜日の夜、月曜日の朝となればソウル近郊はすさまじい量の車で埋め尽くされる。 なんといっても、ここソウルは世界一の大都市、韓国人の 1/4が住み、韓国の会社のほとんどがソウルに事務所を構えているのだ。 近郊の都市をいれると韓国中の人や物の半分がここに集まっているのではないかと思われるほどだ。

 その日は打ち合わせも長引き、お昼ごろソウルへ向かう予定が、3時になってしまった。
 あわててバスに乗り込んだがそれは失敗。 まだ今日のホテルを確保していなかった。 いつもレンタルして持っている携帯電話はその日に限って持っていなかった。 ホテルに電話するにも携帯がないし、しかもホテルの電話リストも持っておらず、、、暗くなってからソウルに着いたのでは観光案内所も閉まっているし。。

 そう、行き当たりばったりの私はいつも、泊まりたいその日にホテルを探して泊まるのを楽しみにしていたのだ。 海外に出張してこんな危険なことをしていてもいいのかとも思うが、いつの間にかそういうやり方になってしまった(まっ、いいか!)。
 

 韓国語のラジオ放送を響かせながら私たちを乗せたバスはどんよりとした車内の空気を運ぶ、まるでスキーツアーの帰りのバス。 乗客たちは押し黙り、窓は露を持っていた。 一人いらいらしながら赤いテールランプの群れを眺める。
 焦ってもどうにもならないんだ。 ただ待つだけだ。 

 土日でないとバス専用レーンは威力を発揮しないのか!

 誰かの携帯の着メロが静寂を破った「응, 잘 있었서. … …」
 また携帯のベル。
 何の遠慮も無く大きな話し声 「 …  …  안녕

 にわかに車内が騒々しくなった。 こちらからソウルで待つ人に電話をかけている人もいるようだ。 携帯電話の連鎖反応。

 私も電話したいのになぁ。
 再び静かになったバスはすでに暗闇となった高速道路をゆっくりと進む。

 
 結局7時をまわってソウルに着いた。
 それからゆっくりホテルを探している余裕などなく。 とりあえずバスターミナルの上にあるマリオットホテル(特1級)をたずねてみた。

 初めての飛び入り客をそう簡単には泊めてはくれない。 泊まるところが無くて困っているのだと説明するとスウィートならあいているという。 「困っているお客様だから最高にディスカウントして2万6千円で、」 といわれても。。。
 それは困るからどこかホテルを紹介してくれと頼んでみたら、応対してくれたフロントの人が個人的に、これまた特級ビジネスのホテル・アミーガを紹介してくれた。 自分の友人が勤めているからと、地図を描いてタクシーを呼んでくれた。 「あ~っ、助かった~ぁぁぁ」 私は丁寧にお礼を言ってタクシーに乗った。

 アミーガの通常料金は 35万ウォン(当時3万8千円)。
 私の宿泊費は一泊 1万4千円。
 

 どうだ、この価格、
 タップリ予算を使える偉い方はよいが、私など無理、その上貧乏性でそうそう特急ホテルには泊まれない。 でもこの価格なら会社が出してくれる。
 誰かの口利きとはいえ、泊まり方ひとつでずいぶん安くなるのだ。

 ホテル・アミーガは通り道に泊まるだけでは、あまりにもったいないような、ビジネス・エグゼクティブのホテルだった。
 そのホテルの機能をほとんど使っていないのが悔しくて仕方が無い。
 さらに帰ってからは、丁寧なお礼のメール(英文)が届いた。
 なんだか偉くなったみたいな気分で、リッチ。
 いつもそんな価格だったらまた泊まってみたいくらいだ。

 これは、いよいよ交渉術が重要なファクターになってきた。
(その後、私はアミーガには泊まっていない。 やっぱり根性がいる。)

(アミガホテルは今は、インペリアルパレスホテルに変わっているようです。)

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[ちょっと物知り韓国文化]
 先日、「モーテルに泊まろう」で紹介しましたが、韓国はホテルに限らず値引き天国です。

 売り手がいってくる価格なんて値引くことを前提に言ってますから、そのまま言い値で買うなんてことは考えられないのです。

 でも、デパートではそう自由にならないようで、値引きの価格が決まっている感じです。 日本でもその傾向はありますが、デパートは高級感を楽しむ、あるいはデパートでの買い物で自分がブルジョアジーであることを自己満足するというところのようです。
 だからデパートに行くときには普段服ではちょっと…という女性もいるそうです。 それでも、安くならないのですか? と一言聞いてみるのがよいでしょう。

 さすがにスーパーマーケットのレジや、ロッテリア、マクドナルドで値切っている人は見たことがありません。

 ホテルの話に戻りますが、ビジネスならソウルで私のお勧めは、ダイナスティ と、クローバ です。 どちらも江南方面で、一泊 80,000ウォン の実績があります。 部屋は十分立派な1級ホテルです。
 でも、ホテル巡回バスに乗って巨大なリッツカールトンの玄関で降り、荷物を運びに来るポーターを「あ、いいです、いいです」と断って自分で荷物を押して近くのちびこいホテルに入っていくのは、すっごい惨めな気分ですよ。(^v^;;
 ネットで見ていたらもっと安いホテルもありますね。

 最近ではウイークリーマンション的なレジデンスというのが増えてきていますね。
 あれは、試したことがありません。

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コメント

さすがですね。ソウルのビジネスホテルは、Mホテルしか経験がありません。 今まで全て先方の人に手配してもらっていたので。

上海で、予約していたホテルで満室だ!と断られた時は困りましたけどね。

今度ルネッサンスで値切ってみようかな(笑)

台北では全部自分で探しましたが・・ 当時の私の基準はADSL付、電話でメールが出来ることだけでしたが、両方を満足するホテルは数えるほどしかありませんでした。
最近は社内メールもネット経由で出来るようになったし、ADSLがほとんど入っているので随分環境はよくなりましたね。

投稿: 夕凪 | 2006年10月 5日 (木) 22時38分

夕凪さん、こんばんは。
台北派なんですね~。^^)
逆に私は台北のホテルは全て人にお任せです。
この2~3年でずいぶんネット環境は整ったようですね。
韓国の方は、ネット環境はバッチリですよ、IT天国ですからね。

今度、ルネッサンスに止まられるときに予め電話して、いつも泊まってるんだけどもっと安い部屋があるのでしょって訊ねて見られたら道ですか。 思わぬ拾い物をするかも知れませんよ。 ダメもとですから^^。 日本語でいけますよね。

投稿: かつ | 2006年10月 6日 (金) 01時00分

かつさん こんにちは~♪
先日のモーテルのお話も興味津々で拝見しました!!!
値切れるんですねぇ~びっくりですヾ(@◇@;)ノ
それに、ソウルってそんなに車や人が多いのだと驚きました。
かつさんの記事を読ませていただくだけで、アジュンマとの会話や、ホテルの方とのやりとりで、その場面や雰囲気が伝わってきます。
『グエムル』を観てから、一度、漢江という河が見たくなりました!

そして、かつさんTV出演おめでとうございま~す★
KBS京都って兵庫県では見れないでしょうねぇ。
残念(ノ~^;)ゞ

投稿: なぎさ | 2006年10月 6日 (金) 14時23分

こんばんは 日本語で大丈夫です。たらいまわしにされることもありましたが(笑)

実は日本のホテルで値切ったことはあります。15年くらい前になりますが、毎月1週間以上連泊していたので、何とか安くしてくれ!としばらく粘ったけどダメでしたね。

投稿: 夕凪 | 2006年10月 6日 (金) 23時23分

なぎささん、こんばんは。
私の拙い記事を読んでいただいてありがとございます。

日本では難しいというより、値切ろうという気にならないですよね、もともと。
私も、不思議なんです。 自分がこれだけ韓国を気に入って楽しみにしているのが。 ひょっとしたら自分のからだには朝鮮半島の血が流れているのではないかと思うほどです。

漢江は、『グエムル』で見たままの河ですよ。
もちろん小春日和の日にはゆったりと水をたたえて市民の心を和ませ、冬には氷点下十℃以下になりバシバシに凍って身も心も凍らせてしまうソウルの象徴のような河です。

TV出演って ^^;
ああ、兵庫では映らないですね。ざ~~んねん。^.^)

投稿: かつ | 2006年10月 7日 (土) 01時34分

夕凪さん、日本では毎月連泊していてもだめだったのですか?
まあ、そういうものかも知れませんね。
韓国でも、ソウルはかなり都会化していて固いですし。

たらいまわしは困りますね。
でも、たいてい日本語が出来る、というのもすごいと思います。 ある意味気持ちがいいですよね。

投稿: かつ | 2006年10月 7日 (土) 02時40分

かつさん、今回の韓国体験記、一流ホテルが値切れる話も、へえ~~~、アラブの国みたいとおもしろかったけれど、
かつさんのコメント
>>ひょっとしたら自分のからだには朝鮮半島の血が流>>れているのではないかと思うほどです。
は、私の心の琴線にピタッとハマりましたよ!
(*^0^*)
実は私も時々自分でそう感ずる時があるんですよねえ^^
祖母のルーツとかちゃんと調べ直した方が良いんじゃない?とか思ったりしてネ

投稿: chie | 2006年10月 8日 (日) 08時57分

chieさ~ん、そうだったんですか?
下手すると私たちも親戚かもしれませんね!
って、なぁに言ってんだか。
うちの母方は平家の出だそうですが、その平家自体の血が怪しいですからね。日本の天皇さんも朝鮮人だったりするらしいですから。。。。そのあたり不勉強の私があまりいい加減なコメントをしてはいけませんね。

投稿: かつ | 2006年10月 9日 (月) 00時05分

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