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2006年10月14日 (土)

韓国体験記(14) - 結婚式3결혼식

 いよいよS嬢のお友達の結婚式がはじまった。

 私の知っている(日本の)結婚式は、多くは神前にて、ごく親しい親族が集まって厳かに結婚の誓いをし、お互いの家族親戚が今後ともに仲良く暮らしていくことを確認する。 そしてその後、披露宴という豪華な祝賀パーティーに親戚やお世話になった方、親しい友人などが招かれて、食事が振舞われ、参列者はお祝いのスピーチや余興でもって新郎新婦の門出を祝う。 それはひたすら趣向を凝らして豪華でたいそうなもの。

 
Kyolon_1  どんな風に新郎新婦が登場したか、よく覚えていないが、静まった式場の前方中央には、
종매인(仲媒人)チュンメイン、 日本で言うところの媒酌人。そしてその종매인仲媒人に向かって新郎新婦。
 

 静かに見守る大勢の前で、緊張とよろこびが渦巻く。

 この時ばかりは日常の諸々も忘れて祝福してくれる全ての人に身をゆだねる。 二人で誓い合ってきた愛も永遠のものに。。。 祝福されることの喜びを肌で感じる。

 これからは二人で生きてゆくのだ。
 ここに集まってくれた人たちに支えられて力を合わせて生きてゆくのだ。
 未知の世界へ繰り出してゆくのだ。
 ときめく気持ちを、、、今日は皆に見守られて、、、門出の儀式。
 慶びと同時に噛みしめる責任という文字が二人の心をひきしめる。

 
 新婦はウェディングドレス。 新郎はタキシード。

 仲媒人の長いお話が続く。 それは(日本式)結婚披露宴での媒酌人の挙式成立の報告ではなく。 新郎新婦の大先輩としてそして二人の挙式の儀をしかと見届ける証人として、仲媒人が二人に対して説くありがたいお話し。

 連理の枝の話でもしているのでしょうか。
 森羅万象の力をかりて、大地に木が根をはり、そして木は森を作り生物を助け… みたいな、お互いが力を出し合い助け合って… その手のお話をされているようだ。 それから新郎新婦の生い立ちみたいなお話もするのだろうか。

 そして、クライマックス。 そのお話に続いて、お決まりの「新郎***君は、妻***嬢を生涯愛し続けることを誓いますか?」「いぇ~。(はい)」 というような誓いの確認をする。

Kyolon_2_2  次はご両親へのお礼の挨拶。
 ともに、相手のご両親に花束を届ける。
 舞台袖にはスタンバイした(友人、あるいは式場に頼んだ)弦楽アンサンブルが和やかなミュージックを奏でる。

 その後代表のお父様のご挨拶があっただろうか。

 いともあっさりと、式は終了した。

 

 あれ? 誰かのスピーチとかはないの?

 S嬢が言っていた 思わせぶりな言葉 「さて、結婚式ではどんなことをするのでしょう」 という、その言葉をふと思い出した。
 どんなことが起こるのか、期待と好奇心で胸をいっぱいにして参列した日本人の私から見ると、あまりにあっさりしていて、肩透かしを食らったような気分だった。
 時間にすれば30分もかかっていない。
 
 会場では、花嫁と花婿、そして両家ご両親の記念撮影。
 ほとんどの人が立ち上がってそれを見守る。
 親族一同の写真。 うーむ、なかなかの人数。 ここにはどんな人が集まっているのかな … 。

Kyolon_3  最後に、お友達も全員入って、集合写真「はい、キムチーッ」
 さすがに私は入れないねぇ。
 一人客席側に残された私って何者?
 誰も見ていないけれど、皆見ている。 視線の圧力にそ知らぬふりをするのに苦労した。

 
 それでも、誰かの最高に幸せなひと時、その場に居合わせることが出来た私はとても幸せだった。 心から「おめでとう」って言った言葉は二人に伝わっただろうか。 私の知らない誰かさんたち。

【つづく】
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[ちょっと物知り韓国文化]

 韓国では종매인(仲媒人)チュンメインによって肝心の式が執り行われます。
 仲媒人は、神父さんではありませんし、仲人さんでもないようです。
 人生の大先輩として、二人を見守り、二人の結婚の誓いをしかと受け止め生涯の二人の愛の証人となるのです。 だから、神前結婚ではないのですね。

 私は、てっきり結婚披露宴に出席する気分で参列させていただきましたが、韓国では結婚式自体に大勢の知人を招くのです。 だからスピーチやらカラオケやらが無くて当たり前なのですね。 もちろんお色直しもありませんし。

一つ前の記事が 結婚|結婚の鐘 さんで紹介していただいたようです。 有難うございます。 折角なんで続きのこの記事をTBさせていただきます。

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コメント

いい結婚式ですね。

日本は形式的になりすぎていると感じます。確かに神前で厳かにはなりますが。

朝鮮海峡一つ隔てているだけなのに、どうしてこうも違ってきたのでしょう。 誰か研究している人がいるのでしょうが、興味がありますね。

最近では、海外で式を上げる人が多くなってきたように思います。誰を招待するかで悩んだり、形式的(商業的?)な式と披露宴に嫌気を持つ人が増えたのでしょうか。

「つづき」が楽しみです

投稿: 夕凪 | 2006年10月15日 (日) 14時43分

かつさん、こんにちは^^
韓国の結婚式が約30分で終わってしまう短さっていうのは意外でしたね~。それと、誰でも出席できるっていうのが大らかで韓国らしい(笑)

私は外国人の結婚式に出席したのは、オーストラリアだけですが、やっぱり日本とは大違いでしたヨ。
一番驚いたのは、新婦が髪もカーラー巻いてウェディングドレスに自分でアイロンかけてたことですねー。
それ見て、思わず手をだしましたよ。^^
そのドレスは新郎のお母さんの手作りで、郊外のレストラン貸切ウェディングでした。

投稿: chie | 2006年10月15日 (日) 17時42分

夕凪さん、こんばんは

韓国人の40%はクリスチャンだと聞いた気がしますが、この方は違ったのでしょうか。 神父さんは居なかったです。
てもこういうのが一般的なパターンらしいですよ。

海外で挙式をというのは、やはり教会でやるのですよね。
もうあんまり大げさにお金をかけてやるのは合理的ではないし流行らないのでしょう。 その点韓国式は合理的です。

投稿: かつ | 2006年10月15日 (日) 20時49分

chieさん、どうも☆

そうですね。おおらかという言葉は結構ピッタリはまっています。

オーストラリアでご経験がおありですか。
自分でアイロンかけなんて、また極端に現実的ですね。
レストランの貸切は会社の人がやったというのを聞いたことがありますが。
なんか興味わいてきました。chieさん、blogで紹介しましょう! "豪州体験記”ってね。 うそうそ ^^)。

投稿: かつ | 2006年10月15日 (日) 20時56分

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