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2007年1月 8日 (月)

韓国体験記(21) - 韓国の温泉へ(前編)

 今回は、温泉を目指します。 (^O^)

 韓国にも温泉があることは聞いていたが、韓国の人たちはどんなお風呂にどのようにして入っているのか、テレビ番組ではシャワーしか見たことないし。 ホテルでもシャワーだし。

 では温泉では…?
 私の妄想は拡大するばかり。

 ラッキー、願えば叶うもの。
 

 중주(忠州)チュンジュにある、とある会社へ出張して仕事をしているとき、食事の後にコーヒーの自動販売機前でだべりながら、そのあたりの話題を切り出した。
 「いえいえ、温泉は日本と同じですよ。」
 これが答え。 普段の入浴ではバスタブはあまり使用しないようだったが、温泉は同じだということ。 というよりいつの間にか日本の温泉は素晴らしいという話題にすり変わってしまって十分な情報は得られなかった。

 ところが、お客の会社の工場長がそのときのことを覚えていてくれて、ある日作業を終えてホテルへ帰ろうとしている私に笑顔で合図を送ってきた。 そして、
「近くに韓国では有名な温泉があるから一度行ってみましょう。」
と温泉に誘ってくれた。
 チュンジュにある、수안보(水安堡)スアンポという温泉リゾートだった。
 
 なんでも体験してみたい私に、願っても無いチャンス。
 
 機会は次の出張のときに訪れた。
 いつも忙しい工場長と、私のスケジュールは一致した。
 わざわざ無理をして体を空けてくれたようでもあった。

 
 日曜日、待ち合わせの時間に工場長の車がホテル前に横付けされた。

 車は走り出すとまもなく、民家の無い豊かな緑に包まれた川沿いの道にさしかかった。 ここチュンジュは自然に恵まれた土地で、大きなダム湖もあり有名な観光地でもある。

Chunju_hosu 충주호는 충주 다목적댐 건설로 생긴 인공호수로, 충주에서 단양까지 약 52km의 뱃길을 쾌속유람선이 운항하며 주변에는 월악산국립공원과 금수산, 옥순봉, 구감봉 등 단양팔경의 비경이 있어 많은 관광객의 눈길을 끌기 충분하다.

忠州湖は忠州多目的ダム建設で生じた人工湖で, 忠州からタニャン(丹陽)まで約 52kmの波路を快速遊覧船が運航して周辺にはウォラク山(月岳山)国立公園とクムス山(禽獣山), オックスンボ(峰), クガムボ(峰)など丹陽八景の秘境があって多くの観光客の視線をひきつけるのに十分だ。

 そんな山間の一本道に、景観を生かした料理屋がポツンとあり、そこが私たちのためにリザーブされたランチスポットとなっていた。
 料理は伝統韓定食で、日本の高級料亭を思わせるコース料理に恐縮している私に工場長は、
 「気にしないで、ゆっくりどうぞ。 (目配せしながら)会社会社。」
と、流暢な日本語で場を和らげてくれた。 自分も(工場長自身もこの接客の)恩恵にあずかっているのだから楽しくやろうと。

 彼は、クリスチャンだった。
 韓国では40%もの人がキリスト教徒だと聞いているし。 夜の便で渡韓すれば飛行機の窓から見えるおびただしい数の赤く照光された十字架(教会)を見ても特に驚くことではなかった。
 彼は、なぜ今日、朝一番から私を迎えにこれなかったのかを説明してくれた。 日曜日はお祈りに行かなければならず、朝は5時に起きて所用を済ませて、教会に行ってきたのだという。 クリスチャンと一口に言っても色々な宗派があって…、と話は続いた。

 食事の方は、座敷の大きなテーブルを所狭しと埋め尽くしながら、順に出てくる柔らかな味の器に箸を休める暇が無かった。 私たちの知る韓国の料理とは明らかに異なり、刺激の強い味は無く、山の幸、海の幸、素材の味が十分に生かされたものだった。

 少し高いところにあるガラス窓。 筆でかかれた漢字の掛け軸。
 どの窓からも見える緑の木々は微かに梢を揺らし、下を流れるせせらぎの風の優しさを伝えてきた。
 何時もせわしく話し、すばやく動き回っている工場長も私以上にくつろいでいるように見えた。 そこは時間が止まっていた。
 伝統的な料理は一品ずつ小さな鉢で運ばれてきて、そのたびに私たちを幸せな気分にさせた。

 ゆっくりと話をした。
 彼の友人の話や、それが発展して韓国の生徒会長の話、私もそれに近いことをしていた話題など、とりとめも無く話は続いた。

 一通りの料理が運ばれ、最後に伝統茶が運ばれてきて漸く私たちは我に返り、目的地が温泉であったことを思い出す。
 いつの間にか、満腹で動くことさえ苦しい状態になっていた。

 お店の外に出ると、何の舗装もしていないただの広場の駐車場。 桜の木と思われる植え込みに囲まれ、春にはさぞかし美しいことだろう。
 ベンチでお弁当を広げて楽しむ家族連れの姿。 私も、工場長も、家族連れも、木々たちも誰もが幸せな時間を共有していた。

 

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[ちょっと物知り韓国文化]

 チュンジュは、ダム湖で有名なところで、もともと山間の土地で、小さな盆地になっています。
 県名の「중정도(忠清道)チュンチョンド」の名が「중주(忠州)チュンジュ」と「정주(清州)チョンジュ」から来ているのを見ても県の代表的な土地であることは間違いないのですが、それにしてはこじんまりした街です。
Chunju_ringo  特産物には唐辛子に林檎があり、それなりに重要な土地ではある様です。

「チュンジュといえばリンゴ、リンゴといえばチュンジュ」という町が出している広

 このダム湖であるチュンジュ湖から川をどんどん下ってゆくとなんとソウルの漢江までつながっているのですよ。 地図で見たら60マイルぐらいでしたけど、それって何キロですか?

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コメント

1マイルが何キロなのかもよく分かりません。
あ、それが分かれば60マイルが何キロなのか
分かるってのか(^^;
韓国も日本と同様湯船につかると思いきや、
シャワーだそうですよね。しかも夜ではなく
朝にシャワーする人がほとんどだそうですけど。。
温泉はどんなでしょうか。後編待っています。

投稿: aki | 2007年1月 9日 (火) 18時48分

akiさん 1マイルは1.6kmです。

台湾や中国の人は人に裸を見せるのを嫌いますよね。だから温泉にも好んでは行かない。

韓国は違うのかな? 後半が楽しみです

投稿: 夕凪 | 2007年1月 9日 (火) 21時36分

aki さん、こんばんは
夕凪さんがフォローしてくれましたよ、
60マイルは約100kmということですね。
思っていたより近いですね忠州。

朝にシャワーするのですか韓国の人たちって。
知らなかったですぅ。

温泉はね、その答えは明日ぐらいに書きますから^^)。

投稿: かつ | 2007年1月10日 (水) 00時52分

夕凪さん、こんばんは。

フォロー、ありがとうございます。

で、中国,台湾の人って裸になるの嫌がるのですか?
お~っ、知らなかったです。

韓国はですね、う~ん、それも次のときに書きます。

投稿: かつ | 2007年1月10日 (水) 01時20分

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